"青い鳥"を捜しにおとぎの国へいらっしゃいませんか? ベルギーにはあなただけの"青い鳥"がきっと見つかります。そんな旅のお役に立てれば・・・
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ブリュッセルから西に20kmぐらいのところに「Leuven・ルーヴァン」という古い大学町がある。この町は紀元800年ごろにはすでに文献に出てくる。大学が設立されたのは1425年、現存する大学では世界最古らしい。

中世のころはブリュッセルよりも重要な都市であったというのは充分に感じられる。
《私は最初にベルギーに来たころ(30年ほど前)この町に住んでいた。》

この中世の町の一部に「ベギン会修道所」があり、ベルギーフランドル地方にある26の修道会とともに1998年に「世界遺産」に登録された。
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Wikipedia百科事典によると:
「世界遺産の登録に当たっては、ベギン会が中世の北西ヨーロッパで成立した女子のみの修道会という珍しい存在であること、そしてその修道院はベギン会の思想や文化を体現するものであるとともに、当時の都市計画や建築文化とも結びつきが深いことなどが評価された。」


このように四方を壁で囲まれ、ここだけで「街」として成立っていた。

ルーヴァンのベギン会修道所「Groot Begijnhof・グロート・ベゲンホフ」は他の修道女のように「永久に神に忠誠を誓った」女性たちの集まりではない。
当時、11~13世紀は戦争が絶えなく、男性の数が少なかった。女性達は自分たちの身を守るために「ベギン会」という活動を通して、自立した共同生活をしていた。フランドル地方全体に広まったが、ルーヴァンのベギン会はその頂点に立つものだ。

《ルーヴァンには「Klein Begijnhof」小さいベギン会があるが、そこは現在は市の福祉課の運営で貧しい人々の家になっている。(歴史は同じように古い)》

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20世紀に入り、ベギン会も下火になり、1925年には市の福祉課が教会以外の全てを買い取った。1968年に大学に譲ったが、条件としては「すべて修復すること」であったようだ。その後10年ぐらいかけて、元のように修復され、現在では500人以上(教授や学生)の住居、ファカルティクラブ、研究所、客員教授などVIPの迎賓館、のように活気のある、しかし「歴史を尊重した」使い方をしている。

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観光客が大人数で押寄せてくることもない。地元の人達も「世界遺産」であることも知らないのではないかと思う。

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この川では大学のボート部の練習を見かける事もある。

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この写真を取っていた時、左側の建物では、アメリカ人の学者の講演会が行われていた。

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所々にある中庭はとても手入れが行き届いている。

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こんな素晴らし世界遺産に普通の学生が普通に生活し、勉強している。

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何時行ってもこのように人がいないように思える。
25年ほど前に友人がここに住んでいたので、Groot Begijnhof を知ることになったが、とても運が良かったと思う。そうでなければそんなに興味も持たなかったはず。

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景観を大事にするベルギーらしく、郵便受けや自転車置き場等も表からは見えないよう、廻りの景観と溶け込むような配慮がなされている。

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先に書いた「客員教授の講演会」のためのパーティーの準備ができている。
たまたま道路側のドアが開いていたので、写真を撮った。

ルーヴァン大学のHPが日本語にもなっている。

英語だがもう少し「ルーヴァン」のことを知りたい人のために。

ルーヴァン市のHPも英語あり。
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コメント
この記事へのコメント
朝のお散歩で行ってきました。
タイム・スリップしてしまったように、
とっても静かに時間が流れていましたよ。
写真を撮ってもらった人には、
「あなたは、プロフェッサーですか?」と聞かれ、
日本からは大学の関係者くらいしか、ここを訪れない様子でした。
2007/10/30(火) 00:19 | URL | かちょー #-[ 編集]
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